一般の卵はウインドレス鶏舎という窓のない鶏舎で飼育されています。太陽光や自然の風は遮断します。
一羽の鶏に与えられた生活スペースは、なんとA4。一生にできる運動は立つ座る。これだけです。A4の檻を6~9段に積み上げ、効率よく卵の生産をします。
狭いスペースで効率よく卵を生産できるので、お値打ち価格の卵が生産できます。運動もできないので、エサも少なく節約できます。反面、鶏にはストレスがかなりかかります。
にわとり1羽が自由に動けるスペースは、なんとA4サイズのみ!
55m2 x 高さ4mを自由に動け、ストレスが少なく生活しています。(運動場33m2、最大88m2移動可能)
陽当たり、風通しは最高なので、気持ちよく生活できます。運動量が多く、お腹もかなり空くので、エサ代がかなりかかります。
地面はコンクリートや金網ではなく発酵させた土なので、体の負担が減らせ、健康に暮らせます。
平飼いといっても色々な飼育方法があり、ずっと鶏舎の中に鶏を入れた平飼い(フリーケージ)と、外に出した平飼い(フリーレンジ)、これも卵に差が出てきます。
雨がたくさん降っている梅雨時や、インフルエンザで制限された時などは、ずっと中にいるのでやはり卵の質は落ちてしまします。
同じ平飼いでも外に出られるか出られないかによって品質が変わってきます。他の国ではフリーケージとフリーレンジでは、卵の価格が違うと聞いたことがあります。
質を高く保つために当農場は外に出られる時間をできるだけ長くするようにしています。質の高い野菜を食べれれるかどうかによってもかなり質は変わります。
農薬のかかった野菜より無農薬のが当然卵はよくなります。与える野菜によっても味わいが変わってくるとお客様から言われます。
色々な野菜を与えましたが、その中でも小松菜がお客様の中で一番好評です。自由に動ける。風にあたる。日光浴をする。野菜をたくさん食べる。発酵したミネラルたっぷりの地面。これが高品質卵の秘訣です。
1羽あたりの移動可能範囲は最大 88m2 x 高さ 4m(運動場使用時)
喜ばれる卵は「鶏の住まい」に大きく左右されます。当農場では、鶏たちにも、食べていただく方たちにも喜ばれる卵づくりを目指しております。そのこだわりの飼育方法をご紹介致します。
当農場では、新鮮で清潔な卵を提供するために鶏たちの住まいにも配慮しています。
昔の卵のように地面で産んでしまっては、いつ産まれたものか分かりません。しかも鶏は地面をかき混ぜるので地面に産んでしまっては卵が埋まってしまいます。そうならないように産卵箱で産むようにトレーニングをしています。
下記でそれぞれ、鶏たちの住まいに関して解説しております。
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鶏は朝起きて卵を産みたくなると、安心できる場所を探し始めます。
その場所とは…
この条件を満たす産卵箱を造り、安心して卵を産めるようにしました。
鶏は外敵から大切な卵を奪われないように、安全な高い場所で産みたがります。
産卵箱を産卵通路から。この隙間から安全確認をします。敵は侵入してきませんが、それでも確認はしたいようですね。
卵を産んだことがわからないような薄暗い箱がこちらです。
鶏たちも人間と同様にストレスがあります。それは食事だったり、住まい等の生活環境だったり様々な理由がありますが、当農場では鶏たちに快適に生活できるように、元気に生活をするために今何が必要か?などを常に意識しています。
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鶏は卵を産むという仕事を終えたら、次は遊びに出掛けます。
晴れた日の午後には小屋の隣に作られた運動場へと出かけます。
そこでは日光浴をしたり、大好物の野菜を食べたり、砂遊びをしたり、穴掘りをして過ごします。
高い品質を保つためには、外で遊ぶということはとても大切な事です。鶏がしたいと思っていることをこの運動場で叶えてあげ、次の日に質の高い卵を産んでもらいます。
日光浴
日光浴で丈夫な体、丈夫な殻を作ります。ひび割れた卵は生で食べられないので丈夫な殻を作ることは重要です。
野菜
野菜を食べることで老廃物を除去したり、風邪をひいたときの薬草かわりになります。卵に熱を加えても黄身の色がしっかりと残ります。
砂遊び
人間でいうシャワーです。体を清潔に保ちます。薬剤を使わないためにはこれが不可欠です。地面を土にすることでこれが可能になります。 プラスチックや金網の地面だと薬剤が必要になることもあります。なので地面を土にすることはとても重要です。
こんな感じで一日は過ぎていきます。
鶏は外が大好きで、17時くらいまで運動場で遊びます。
当農場では、鶏たちをなるべく自然と同じような環境で飼育出来るような工夫をしています。薬剤を使用せずとも健康な鶏たちでいられるような、食事のバランスや運動などの身体の事を考えた飼育をしています。
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人間の住まいにもダニが発生することがあると思います。
どのように解決しているでしょうか?殺虫剤などを使うこともあれば、熱湯やアイロンをかけて退治するという方法もあると思います。
鶏の住まいにもダニは発生します。
地面をスノコやコンクリートにしてしまうとかなり大変で、熱湯で退治もかなり大変です。
殺虫剤を使いたいところですが、使うとエサに混入し、アレルギーなどの原因につながる可能性があります。
しかし、平飼いには解決策があります。
鶏が本来生育しているところ…「山奥」に環境を近づけることです。
地面は稲わらや落ち葉や草、腐葉土を敷きます。そうすると鶏たちは砂遊びをし始めます。
これは身体に着いた虫などを落とすための行動で、人間でいうところのシャワーを浴びるのと同じ事になります。
鶏は砂遊びをして身体を清潔に保っています。薬剤を使わないで生活する鶏。
これが「安全・安心」な卵の作り方です。
当農場では、鶏たちの健康維持をするために土にもこだわっています。本来住んでいた環境に近い状態にする事で、鶏たちも安心して生活が出来るからです。また、鶏たちの体調の異変にすぐ気付けるよう、何気ない行動でも注意して見ています。
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平飼いの卵。
たったそれだけで卵の味、質、力強さは大きく変わります。同じ水。同じエサ。同じ鶏。条件を同じにして、ケージ飼いと平飼いという飼育環境だけ変えたら卵にどんな変化がでるか1年以上テストし続けています。
ほとんどのお客様が「全然違うね」と言ってくれる平飼いとは。卵の質を大きく変えるその飼育方法について解説していきます。